大宝八幡宮のあじさい神苑は、品種が約300種と豊富で、およそ4,000株あります。自然交配や土の酸性濃度などにより、今までにない色合いが生まれることもあります。また、土塁の斜面を利用することにより、あじさいの株に高低差があるため、手前の花も奥の花も見渡せます。斜面の下から見上げる、上から見下ろす両方のロケーションが楽しめます。
大宝八幡宮の境内は、南北朝時代にあった大宝城の城跡で、全体が国指定の史跡です。城の守りとして築かれた土塁が今も残ります。昔は、境内の西と北が大宝沼でした。南と東と北の一部に土塁を築くことで、天然の要害と合わせ四方に堅い守りを誇ったとか。このことから大宝城の最期が兵糧攻めだったこともうなずけます。そんな歴史を感じる土塁の保全を目的に、あじさいを植えて出来たのが「あじさい神苑」です。
あじさい神苑を含め境内に閉門という概念は無く、24時間365日参拝・拝観できます。 ただし、あじさい神苑に夜間の照明の設備はございません。 あじさい祭期間中に限らず、いつでもあじさい神苑に入ることができます。豊富な品種がございますので、開花の早いもの、遅いものと見頃に差もあります。 あじさい祭期間中であれば、概ねどの株もピークではないにしても、花は見られると思います。
あじさいの開花により変動しますが、だいたい6月下旬の日曜日に流鏑馬神事・野点・草花の無料抽選会・天然理心流心武館による奉納演武が行われます。流鏑馬以外は屋根があるのですが、流鏑馬だけは馬が嫌がるくらいの雨ですと斎行できません。小雨決行ですが、荒天時は延期となります。この6月下旬の日曜日の前後1週間あまりの約2週間が、あじさい祭となります。あじさい祭期間中は、神苑にて麦茶の無料配布が行われます。
※カレンダー下のボタンで6月を選び「移動」をクリックするとご覧いただけます。
※野点・草花無料抽選会・天然理心流奉納演武について…
新型コロナウィルス感染症の影響により変更・中止となる可能性がございます。
※流鏑馬神事に関して・・・今後の斎行は未定とさせて頂きます。大変申し訳ございません。
あじさい祭期間中の6月下旬の日曜日に催行される神事です。拝殿前で祝詞奏上の後参進、二の鳥居と三の鳥居の間の三吉山に馬場を設けて会場にします。当たり的の頒布が行われます。
あじさい神苑にて、抹茶と和菓子のふるまいがあります。ふるまいですから無料でお召し上がりいただけます。
草花の無料抽選会です。あじさいまたはその他の草花が当たります。賞品が無くなり次第終了し、外れはありません。
あじさい祭り期間中の6月下旬の日曜日に、天然理心流心武館による恒例の奉納演武が、開催されます。
大宝八幡宮のあじさいは、挿し木用に無料にて差し上げます。時期は、あじさい祭が終了し剪定の作業を行う頃です。その年の開花時期により前後しますが、7月の中旬から下旬頃になります。あじさい祭期間中に花を見て、欲しい株を決めておくとよいでしょう。切り取る際は、必ず社務所にお声をおかけください。開花に早いもの遅いものがあるように、剪定もすべての株を一斉に行うのではなく、こちらの判断でもう切っていい株、まだ切らない株とございます。数に制限は設けていませんが、一部の株に人気が集中するのが常です。多くの方に花を楽しんでいただけるようご配慮願います。剪定ばさみや切った株を乾燥させないような準備をお勧めします。なお、欲しい株のご予約は出来かねます。